ギターの表現力を広げる!モジュレーション系エフェクターの魅力とおすすめモデル

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ギターの表現力を広げる!モジュレーション系エフェクターの魅力とおすすめモデル
  1. モジュレーションエフェクター徹底解説! フェイザー&コーラスの特徴とおすすめモデル
  2. モジュレーション系エフェクターの歴史:フェイザー&コーラスの進化
    1. フェイザー(Phaser)の歴史
      1. 1960年代:スタジオ機材としての誕生
    2. 1970年代:ギターペダルの登場と大流行
      1. MXR Phase 90(1974年)
      2. 特徴
      3. こんな人におすすめ
      4. Electro-Harmonix Small Stone(1974年)
      5. 特徴
      6. こんな人におすすめ
    3. 1980年代:デジタル化と多機能化
      1. 特徴
      2. こんな人におすすめ
    4. 1990年代~現在:ヴィンテージ回帰とハイエンド化
      1. MXR EVH Phase 90
      2. 特徴
      3. こんな人におすすめ
      4. Electro-Harmonix Nano Small Stone
      5. 特徴
      6. こんな人におすすめ
  3. コーラス(Chorus)の歴史
    1. 1960年代:テープディレイによるコーラス効果
  4. Roland Jazz Chorus JC-120の誕生
      1. 「Dimensional Space Chorus」を初めて搭載したJC-120
      2. 後のエフェクターに影響を与えたJC-120のコーラス
      3. ステレオ・コーラスが生み出す立体的なサウンド
      4. JC-120がギタリストに与えた影響
        1. The Police(アンディ・サマーズ)
        2. U2(エッジ)
        3. メタリカ(ジェームズ・ヘットフィールド)
  5. コーラスエフェクターの進化と選び方|歴史・特徴・おすすめモデルを徹底解説!
    1. 1970年代:初のギター用コーラスペダル誕生
      1. BOSS CE-1(1976年)
    2. 1980年代:BOSS CE-2 & Small Cloneの登場
      1. BOSS CE-2(1979年)
      2. 特徴
      3. こんな人におすすめ
      4. Electro-Harmonix Small Clone
      5. 特徴
      6. こんな人におすすめ
  6. 1990年代~現在:ヴィンテージ回帰 & ステレオ化
      1. BOSS CE-2W Waza Craft
      2. 特徴
      3. こんな人におすすめ
      4. Strymon Ola
      5. 特徴
      6. こんな人におすすめ
  7. まとめ|理想のサウンドを手に入れよう!
    1. サウンドの特徴を理解する
    2. 使用用途を考える
    3. ペダルの機能とコントロール性をチェック
    4. エフェクターボードのスペースを考慮

モジュレーションエフェクター徹底解説! フェイザー&コーラスの特徴とおすすめモデル

モジュレーションエフェクター徹底解説! フェイザー&コーラスの特徴とおすすめモデル

「もっとギターサウンドに奥行きを出したい」「独特の揺らぎを加えたい」そんなギタリストにおすすめなのがモジュレーション系エフェクターです。フェイザーやコーラスなどのエフェクトを使えば、サウンドに立体感を与え、楽曲の雰囲気を大きく変えることができます。

この記事では、モジュレーション系エフェクターの特徴や違いを解説し、プロから初心者までおすすめのモデルをご紹介します!

エフェクター初心者の方も安心! モジュレーション系エフェクターの基本から、あなたにぴったりのモデルまで、わかりやすく解説していきます。

モジュレーション系エフェクターの歴史:フェイザー&コーラスの進化

モジュレーション系エフェクターの歴史:フェイザー&コーラスの進化

モジュレーション系エフェクター(フェイザー、コーラス)は、ギターサウンドに揺らぎや奥行きを加えることで、音楽の表現を大きく広げてきました。その起源は、スタジオ機材やテープ録音技術にさかのぼり、1970年代以降はペダルエフェクターとして普及しました。

ここでは、モジュレーション系エフェクターの歴史を**フェイザー(Phaser)とコーラス(Chorus)**に分けて解説します。

フェイザー(Phaser)の歴史

1960年代:スタジオ機材としての誕生

フェイザーのルーツは、スタジオ録音で使用されていた「テープ・フランジング」技術にあります。これは、2台のテープレコーダーをわずかにずらして録音することで、音がうねるような効果を生み出す手法です。

しかし、テープを使ったフランジングは手間がかかるため、電子回路で同じ効果を作れないか? という発想からフェイザーが開発されました。

1970年代:ギターペダルの登場と大流行

1970年代初頭、いくつかのメーカーがフェイザーのペダルエフェクターを発表し、ギタリストの間で急速に普及しました。

MXR Phase 90(1974年)

MXR「Phase 90」
モジュレーション系エフェクターの歴史:フェイザー&コーラスの進化

Eddie Van Halenが使用し、フェイザーの代表的なエフェクターとして知られるようになる。

特徴

  • フェイザーの元祖とも言えるモデル
  • シンプルな1ノブ設計で直感的な操作が可能
  • Eddie Van Halenが愛用し、彼の「Eruption」などのサウンドに貢献

こんな人におすすめ

  • 伝統的なクラシックロックサウンドを求める人
  • シンプルで扱いやすいフェイザーが欲しい人

Electro-Harmonix Small Stone(1974年)

Electro-Harmonix「Small Stone」
モジュレーション系エフェクターの歴史:フェイザー&コーラスの進化

Pink FloydのDavid Gilmourが使用し、温かみのあるフェイザーサウンドが広まる。

この時期、フェイザーはクラシックロック、プログレッシブロック、ファンクなどの音楽シーンで大活躍しました。

特徴

  • David Gilmour(Pink Floyd)が使用
  • 「Color」スイッチで、フェイズの強さを変更可能
  • ウォームでオーガニックなサウンドが魅力

こんな人におすすめ

  • ピンク・フロイドのような浮遊感のあるフェイズサウンドが欲しい人
  • アナログらしい温かいフェイザーを求める人

1980年代:デジタル化と多機能化

1980年代に入ると、エフェクターのデジタル化が進み、より多機能なフェイザーが登場します。

BOSS PHシリーズ(PH-1, PH-2, PH-3)

BOSS「PHシリーズ」(PH-1, PH-2, PH-3)
モジュレーション系エフェクターの歴史:フェイザー&コーラスの進化
  • 2段階、4段階、8段階のフェイジング効果を切り替え可能。
  • 現在でもPH-3は定番モデルとして人気。

この時代のフェイザーは、エフェクトの深さやスピードを細かく調整できるようになり、シンセサイザーやベースなどにも活用されました。

特徴

  • 初のBOSS製フェイザー
  • PH-1は2段階フェイズ、PH-1Rは**「Resonance(共鳴)」**を追加
  • よりモダンでシャープなフェイザー効果

こんな人におすすめ

  • 80年代のニュアンスを持つクリアなフェイザーが欲しい
  • BOSSの頑丈で安定したエフェクターが好きな人

1990年代~現在:ヴィンテージ回帰とハイエンド化

1990年代以降、オリジナルのアナログ回路を忠実に再現したヴィンテージ系モデルが人気に。

MXR EVH Phase 90

MXR「EVH Phase 90」
モジュレーション系エフェクターの歴史:フェイザー&コーラスの進化

Eddie Van Halenシグネチャーモデル

特徴

  • Eddie Van Halenシグネチャーモデル
  • 「Script」ボタンでオリジナルPhase 90のクラシックサウンドを再現
  • よりクリアでモダンなフェイズも可能

こんな人におすすめ

  • EVHのようなフェイズサウンドを求める人
  • クラシックとモダンの両方のフェイズが欲しい人

Electro-Harmonix Nano Small Stone

Electro-Harmonix「Nano Small Stone」
モジュレーション系エフェクターの歴史:フェイザー&コーラスの進化

Electro-Harmonix Nano Small Stoneは、1970年代の伝説的フェイザー**「Small Stone」をコンパクトな筐体に収めたモデルです。オリジナルの温かみのあるフェイズサウンド**を受け継ぎつつ、ボードに組み込みやすいサイズで登場しました。

特徴

  • クラシックなアナログフェイザー
  • 「Color」スイッチで音の変化を調整
  • シンプルな1ノブ操作
  • コンパクトでエフェクターボードに最適

David Gilmour(Pink Floyd)やJ. Mascis(Dinosaur Jr.)も愛用

  • David Gilmourは**「Shine On You Crazy Diamond」**でSmall Stoneを使用
  • J. Mascis(Dinosaur Jr.)は、独特のリードトーンにNano Small Stoneを愛用

こんな人におすすめ

  • クラシックなアナログフェイザーを求める人
  • シンプルな操作で温かみのあるフェイザーを楽しみたい人
  • ボードに収まりやすいコンパクトなフェイザーが欲しい人

コーラス(Chorus)の歴史

コーラス(Chorus)の歴史

1960年代:テープディレイによるコーラス効果

コーラスの原点は、**テープエコーを使った「ダブルトラッキング」**という技術です。これは、同じ音をわずかに遅らせて重ねることで、厚みのあるサウンドを作る手法でした。

ビートルズやジミ・ヘンドリックスのレコーディングでも、テープを用いたコーラス効果が活用されていました。

Roland Jazz Chorus JC-120の誕生

Roland Jazz Chorus JC-120の誕生

Rolandの**JC-120(Jazz Chorus 120)は、1975年に登場した世界初の「コーラス機能を搭載したギターアンプ」**として知られています。これが、後にBOSSのコーラスペダルや他のアンプに影響を与えた画期的な発明でした。

「Dimensional Space Chorus」を初めて搭載したJC-120

JC-120に搭載されたコーラスは、Rolandが開発した「Dimensional Space Chorus」という技術によるものです。

  • それまでのコーラス効果は、スタジオのダブルトラッキングやテープエコーを使用して作られていました。
  • ギターアンプにコーラスが内蔵されたのは、JC-120が初であり、それまでにこのような機能を持つアンプは存在しませんでした。

このコーラスは、**左右2基のスピーカーを使って、立体的な揺らぎを生み出す「ステレオ・コーラス」**でした。これは、のちのコーラスエフェクターの基盤となる技術です。

後のエフェクターに影響を与えたJC-120のコーラス

JC-120のコーラスが評価されたことにより、BOSSはこの技術をペダルエフェクターとして応用し、1976年に**世界初のギター用コーラスペダル「BOSS CE-1」**を発売しました。

  • BOSS CE-1 = JC-120のコーラス回路をペダル化したもの
  • これが大ヒットし、後のCE-2やCE-3へと発展していきました

つまり、現在のコーラスエフェクターの原点はJC-120にあると言っても過言ではありません。

ステレオ・コーラスが生み出す立体的なサウンド

JC-120の最大の特徴は、2基のスピーカーを活かした「ステレオ・コーラス」です。

  • 従来のモノラルコーラスでは得られない、左右に広がる立体的なサウンドを作り出せる
  • この効果は、特にクリーントーンで圧倒的な存在感を発揮する

この技術は、スタジオだけでなくライブでも「広がりのあるサウンド」を再現できる画期的な発明でした。

JC-120がギタリストに与えた影響

JC-120は、クリーントーンとコーラスの美しさから、数多くのギタリストに愛用されました。

The Police(アンディ・サマーズ)

JC-120のコーラスを活かしたカッティングプレイが特徴的

U2(エッジ)

ステレオ・コーラスを活かしたディレイ&リバーブとの組み合わせが定番

メタリカ(ジェームズ・ヘットフィールド)

クリーントーンのレコーディングで使用

このように、1975年の登場以来、JC-120は「世界初のコーラスアンプ」として音楽シーンに革命をもたらしました。

コーラスエフェクターの進化と選び方|歴史・特徴・おすすめモデルを徹底解説!

1970年代:初のギター用コーラスペダル誕生

1976年、BOSSが世界初のギター用コーラスペダルを発売。

BOSS CE-1(1976年)

BOSS「CE-1」
コーラスエフェクターの進化と選び方|歴史・特徴・おすすめモデルを徹底解説!
  • Rolandの「JC-120」アンプに搭載されたステレオ・コーラス回路をペダル化。
  • クリーントーンを太く、美しくする効果があり、多くのギタリストに愛用される。

これが「Dimensional Space Chorus」という、後のBOSSコーラスの基盤となる技術です。

1980年代:BOSS CE-2 & Small Cloneの登場

1980年代は、コーラスエフェクターがギターシーンで大流行しました。

BOSS CE-2(1979年)

BOSS「CE-2」
コーラスエフェクターの進化と選び方|歴史・特徴・おすすめモデルを徹底解説!

CE-1よりコンパクトになり、スタンダードなコーラスペダルとして定着。

特徴

  • CE-1の後継機として開発され、よりコンパクトに
  • アナログらしい温かみとナチュラルな揺らぎ
  • クリーントーンとの相性抜群

こんな人におすすめ

  • 80年代のポップスやロックが好きな人
  • コンパクトでシンプルなコーラスが欲しい

Electro-Harmonix Small Clone

Electro-Harmonix「Small Clone」
コーラスエフェクターの進化と選び方|歴史・特徴・おすすめモデルを徹底解説!

NirvanaのKurt Cobainが「Come As You Are」で使用し、グランジロックでも人気に。

この時代のコーラスは、クリーントーンだけでなく、歪み系サウンドにも使われるようになり、80年代のポップスやハードロックで欠かせない存在となりました。

特徴

  • Kurt Cobain(Nirvana)が「Come As You Are」で使用
  • アナログコーラスの中でも、温かみのある太いトーンが特徴
  • シンプルな1ノブ操作で直感的に使える

こんな人におすすめ

  • グランジ、オルタナティブロックが好きな人
  • シンプルなアナログコーラスが欲しい

1990年代~現在:ヴィンテージ回帰 & ステレオ化

1990年代~現在:ヴィンテージ回帰 & ステレオ化

1990年代以降、アナログコーラスの人気が復活し、ヴィンテージモデルの再販デジタルによる高音質なコーラスが登場しました。

BOSS CE-2W Waza Craft

BOSS「CE-2W Waza Craft」
コーラスエフェクターの進化と選び方|歴史・特徴・おすすめモデルを徹底解説!

ヴィンテージCE-2 & CE-1のモードを搭載

特徴

  • CE-2 & CE-1のサウンドを忠実に再現したモード搭載
  • 日本製の高品質パーツ使用
  • 温かみのあるコーラスに加え、ステレオ対応

こんな人におすすめ

  • BOSS CE-2のヴィンテージサウンドを求める人
  • クリーントーンをよりリッチにしたい人

Strymon Ola

Strymon「Ola」
コーラスエフェクターの進化と選び方|歴史・特徴・おすすめモデルを徹底解説!

高品質なデジタル・ステレオコーラス

現在では、ステレオ仕様のコーラスが主流となり、ギターだけでなくキーボードやシンセサイザーにも広く使われています。

特徴

  • アナログ風の温かみとクリアなデジタルコーラスを両立
  • トレモロモードも搭載し、幅広いサウンドメイクが可能
  • ステレオ対応でプロ仕様

こんな人におすすめ

  • スタジオクオリティのコーラスを求める人
  • 多機能なモジュレーションペダルが欲しい

まとめ|理想のサウンドを手に入れよう!

まとめ|理想のサウンドを手に入れよう!

モジュレーション系エフェクターは、ギターサウンドに奥行きや動きを加え、表現の幅を広げる重要なツールです。フェイザーはうねるような独特の揺らぎを、コーラスは厚みと広がりのあるサウンドを生み出し、ジャンルを問わず活躍します。

サウンドの特徴を理解する

  • サイケデリックな雰囲気や個性的な揺らぎを求めるなら フェイザー
  • 美しく広がるクリーントーンや厚みのあるサウンドが欲しいなら コーラス

使用用途を考える

  • クリーントーンを強調するならBOSS CE-2Wなどのアナログコーラス
  • 歪みエフェクターと組み合わせるならMXR Phase 90のようなシンプルなフェイザー

ペダルの機能とコントロール性をチェック

  • シンプルな操作性が欲しい → ワンノブタイプ(例:MXR Phase 90)
  • 細かく音作りをしたい → 多機能タイプ(例:BOSS PH-3, Strymon Ola)

エフェクターボードのスペースを考慮

  • コンパクトにまとめたいなら Nanoサイズのモデル(例:EHX Nano Small Clone)
  • ステレオ環境を活かしたいなら 大型ペダルやラックタイプ

あなたの演奏スタイルに合ったモジュレーションエフェクターを見つけて、理想のサウンドを手に入れましょう!

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まとめ|理想のサウンドを手に入れよう!

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